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慰霊の日を前に「対馬丸から学ぶ「命」のバトン」

6月23日の「慰霊の日」を前に、KBC高等学院では6月22日(月)に平和学習を実施しました。



校内での事前学習を通して、犠牲となった若者たちにも自分たちと同じ日常があったことを学び、歴史を自分事として捉える準備を整えました。
当日は那覇市若狭の「対馬丸記念館」を全学年で訪問。展示された遺品や遺影という生きた証を前に、戦争の悲劇を肌で感じ取りました。



見学後は「小桜の塔」を参拝。それぞれの平和への想いを馳せました。




事実を正しく知り、想いを次世代へ語り継ぐこと。
KBC高等学院では、これからも平和な未来を築くための当事者意識を育む教育を大切にしていきます。

 

【平和学習後の生徒の感想(抜粋)】

・船に乗った人々の命が理不尽にうばわれて、繰り返してはならないと感じた

・戦争で亡くなる方の中では、自分よりも小さい子がいてもっとこれから夢に向かって大人になっていく段階で亡くなった事が悲しいです

・戦争によっていろいろな人が命を落としてしまい夢を叶えることができなかったと言っていたので命を大事にすると言うことを改めて知ることができました。

・事前学習のアニメでは本当にこんなことがあったのか疑ってしまう気持ちもありましたが、記念館訪問で遺影や遺物、生存者の証言などを見たり聞いたりして、戦争を知らない自分たちにとってとても考えさせられる時間になったと思います 二度と起こさないためにも自分たちが出来ることを考え 今日の授業が有意義になったと思える行動をしたいです

・名前が書かれた遺影を見て自分より遥かに下の子が暗い海に何時間もいてどれほど怖かったのだろうか、もしあの時代で兄弟が対馬丸に乗っていたらと考え頭が痛くなりました。

 

 

【対馬丸事件とは】
1944年(昭和19年)8月22日の夜半、沖縄から長崎へ向かっていた疎開船「対馬丸」が、鹿児島県の悪石島付近でアメリカ軍潜水艦の魚雷攻撃を受け、沈没した事件です。
この攻撃により、多くの幼い子どもたちや引率の教員、保護者らの尊い命が、一瞬にして海に奪われてしまいました。




【「小桜の塔」建立の背景】
戦後、「沖縄に戦争の犠牲になった子どもたちの慰霊碑がないこと」を悲しんだ愛知県の有志が中心となり、地元の小学生らに「1円募金」を呼びかけました。
こうして全国から集まった善意や資材をもとに、1953年(昭和28年)5月5日の「こどもの日」に建立されました。
現在もすぐ近くには「対馬丸記念館」があり、毎年8月22日には慰霊祭が行われるなど、悲劇を風化させず平和を祈る大切な場所となっています。