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学びを止めないICT教育の取り組み②

昨年から始まったオンライン授業など、本校のICT教育の取り組みをお伝えします。まだまだ試行錯誤が続いていますが、昨年からの様子や課題、これからの展望など、ICT教育の中心となっている職員の声をお届けします。

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昨年の休校期間に実験的に導入したZoomによるオンライン授業が現在も生徒の学びの機会を確保できていることはすごいことだと思います。昨年から導入していてよかったと思います。

新しいことは始めるのはエネルギーが必要でしたが、職員や非常勤講師の先生方の協力のおかげで、オンライン授業を継続できています。
勉強会と称して、Zoomを使って会議をしたりしたのが懐かしいです。

休校期間にクラスの生徒にも協力してもらいLHRを行ったり、進路指導をしたり、とにかくトライ&エラーを重ねることの大切さを知りました。
オンライン授業を実施しながらも、職員同士でアイデアを出し合って進めていったことも良かったと思います。
もちろん生徒たちも良く頑張ってくれました。

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対面授業のように机間巡視や期間指導ができなかったり、生徒の反応をキャッチしづらい等、やりにくさはあります。確認テストなど試験を実施することが難しいのも現状で、生徒の習熟度を測るのは難しくなっています。プリント配布にも課題はありますが、データの送信、各自印刷などで対応できるようになってきています。

加えて、脳トレやPC実習などの授業の実施はかなり難しいものがありました。今年度は分散と課題学習なども取り入れるなど工夫もしました。

それぞれの家庭の通信環境や学校の設備などの関係で映像や音声が途切れたり、思ったような画面が映っていなかったり、生徒にとっても教師にとってもストレスのかかる場面も多かったと思います。

しかしながら、生徒それぞれが集中して授業に向かうことができるようになり、オンラインならではのコミュニケーション方法にも慣れてきました。

昨年度のサッカー専攻の新人大会(1月)や今年度のサッカー、女子バスケの高校総体(5月)、野球の選手権大会(6月)に向け、感染リスクを下げるためにGW明けからオンライン授業を導入し、校内での感染拡大のリスクを0にして安心して大会準備に臨むことができました。

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はじめは、ミーティングIDやパスワードを入力することができなかった生徒たちも今ではZoomを使いこなしています。教師だけでなく、生徒のスキルが上がったことでオンラインでの双方向の授業を実現させることができていると思います。

授業で身につける知識だけでなく、授業を成立させるための準備段階においても、生徒たちの成長につなげることができたと思います。さらには、様々な誘惑のある自宅での学習においては、自主・自律の精神や自ら学びに向かう姿勢を育むことができていると思います。

現在、私自身は課題である「生徒の理解度」「プリント配布」の解決を図るためGoogleのclassroomを実験的に導入しています。ノートの提出やフォームを活用した確認テストの実施を行っています。classroomを活用できれば、教科担当から直接、生徒へ課題もしくは授業プリントを配信することができます。

これからの変化の激しい社会を生き抜いていかねばならない生徒たちの学びを確保するためにも、教師も常にインプットとアウトプットを繰り返して成長していくことが重要であると考えています。
これからも生徒の学びの機会と質の確保のために職員一体となって取り組んでいきたいです。

担当:数学科・スポーツコース
吉嶺 文啓

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